サイトへの訪問者を増やすSEM
WEB上で販売業をしている方で、なかなか自サイトへのクリック数が伸びないんだよなあ、とお悩みの方はいらっしゃいませんでしょうか。知り合いのところへリンクをはってもらう、SNSやblogでマメに宣伝をする、などの対策を取られている方も多いでしょう。その場合、固定客が定着してくれたり口コミで伝わったり、ということはあるかもしれません。しかし、もっと潜在的な新規顧客を大幅に増やすにはどうしたら良いか、ここで悩んでしまわれる方は多いようです。
例えばネット上の店舗でビンテージの古着を売っていたとします。Googleなどで「ビンテージ 古着」と検索しても、自分のサイトはなかなか上位に上がってこず、競合他店のサイトばかり上位に表示されてしまい、もどかしい思いをしたことはありませんか。これは例えサイトやblogの更新頻度を上げても、検索結果の順位にはあまり影響しないのです。
なぜなら上位に表示されるサイトは、専門的な対策を取っているからです。なぜ専門的な対策が必要かというと、検索結果の上位に表示されるサイトの方が、断然クリックされる回数が多くなるからです。その対策を、総称してSEMといいます。これから詳細を説明していきます。
SEMとは何か
先ほど挙げた、検索サイトから自サイトへの訪問者を増やし、結果的に収益に結び付ける戦略のことをSEM(Search Engine Marketing)と言います。これには大きく二つのやり方があります。
1つはSEOといいます。これは、検索結果の上位に表示されるような技術やサービスのことを指します。Googleのシステムは、あらかじめ世界中のサイトを自動的に巡回し、サイトの中身を解析してデータベースサーバに登録します。そして検索ワードと関連のあるサイトの順位付けを行います。つまり、Googleのシステムにとって解析されやすく、順位付けで有利になるようなサイトを作成するのです。
もう一つは検索連動型広告(リスティング広告)といいます。よく、一般の検索結果よりも上にあり、リンクの横に「広告」「PR」と書いてある枠に表示される広告のことです。検索してきた人を引き付けるようなタイトルと、内容の重点をかいつまんだ説明が表示されていることがほとんどです。検索連動型広告は、ユーザがリンクをクリックするたびに、広告主への課金が発生するシステムです。それに対してSEOではクリックに対して課金されることはありません。
SEMの対策についてのまとめ
SEM対策として、SEOにしても検索連動型広告にしても、どちらとも費用が発生します。ですから費用対効果で検討をした方が良いでしょう。
SEOは専門業者に作業をしてもらうか、自分で作業を行ないます。しかし、検索結果が常に上位に表示されるとは限りません。また、タイトルや自動的に表示されるコンテンツの一部にユーザが興味を示さなければ、せっかく上位に表示されてもクリックされないこともあります。あからさまな広告表示ではないことから、一般の検索結果の方を好むユーザもいます。
それに対して検索連動型広告は、常に一般の検索結果よりも上に表示されます。タイトルや表示される宣伝内容も、あらかじめ決めることができます。また、クリックするユーザはとにかく情報を急ぎで必要としていることが多く、比較的潜在的な顧客である傾向が高いのです。ですからクリック数に応じた課金にも納得ができるという見方もあります。
これらのことを自分ですべて行う必要はなく、SEO対策、検索連動型広告作成、合わせてSEMのコンサルティングを請け負っている業者もあります。自サイトへのアクセスを伸ばして売上につなげたい、とお考えの方は、一度検討してみる価値があるかもしれません。